飲食店で熱~いおしぼり、夏は冷た~いおしぼりが出ると、とても嬉しいです。
あのあったかさ、冷たさが心地よく、なんだか大切にされている感じてしまい、
さらに〆のおしぼりなどが出てきたりすると、お財布の紐も緩んでしまいます。
おしぼりにはグレードがあり、布の質、布の厚さを表す匁(モンメ)によって、
お値段が変わるので、お高いお店では、やはり上質のおしぼりが出てきます。
そうでないと、ちょっとガッカリしてしまったり、紙製だったりすると、
もう残念がったり。あくまでもお店側のサービスなのに、勝手なものです。
かつてレストランをオープンする際、おしぼりをどうするか、迷いました。
フレンチをうたうなら、不要だと思ったからです。その頃、東京のフレンチレストランで、おしぼりを出す店は少なかったのです。フランスにはその習慣がありませんから。
結局、おしぼりを導入し、価格のピンキリを知ることになりましたが。
日本人はきれい好きなので、素手で何かを食べる時、やはりおしぼりが必要。
今では、サンドイッチを買ったりするだけで、
小さな紙おしぼりが付いてくるほどのおしぼり信奉者です。
日本のウィルス感染者数が抑えられているのと、おしぼり信仰はリンクしているに違いない、ファブリーズのCMを目にする度、日本は大丈夫と思ってしまうのです。
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